超文系から理系になる これまで辿ってきた道 その4

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前回の続きです。

埼玉では子ども達と自然観察や科学実験を楽しむ日々を送っていたものの、それはままごとのようなもので、科学を理解した上でやっていたわけではありません。相変わらず、私の科学リテラシーは低いままでした

そんな頃、ちょっとはまともな科学リテラシーを身に付けたいと思うようになったのは、理系の研究者である義妹の影響があります。

私たち家族が日本に引っ越したことをきっかけに、私は義妹と頻繁にメールのやり取りをするようになりました。それまで、私の身近な人たちはほぼ文系出身者に限られていました。夫や弟は理系なのですが、私には「理科は男性がやるもの」というとんでもない先入観があったんですよね。夫や弟が科学が得意なのは男性だからだ、と自分に都合の良い勘違いをしていました。ですから、義妹は私にとって初めての「理系の女友達」で、彼女とのお喋りはとても新鮮でした。今思うと、科学オンチの私は相当トンチンカンなことをいろいろ言っていたはずですが、義妹はよくお喋りに付き合ってくれていました。彼女と話しているうちに、もうちょっと科学を理解できるようになりたいなあと感じるように。

どうしたら最低限の科学リテラシーを身につけることができるだろうか?

そう考えて思いついたのは、「中学理科をやり直す」でした。そもそも小学校に入ってから理科が好きだったことは一度もありませんが、嫌々ながらも中学校までは授業について行っていた記憶があります。挫折したのは高校のとき。ならば、中学理科なら、もう一度やればできるのではないだろうか。

よしっ!

自分が中学生の頃、使っていた教科書はすでに処分してしまっていたので、書店で受験研究社の中学理科の参考書を買って来ました

 

参考書の種類は何でもよかったのですが、中学生の頃、この参考書を持っていた(でも、ほとんど使わなかった)ので、馴染みがあるということでこれに決定。

毎日少しづつ説明を読んで練習問題を解いていきました。遠い昔とはいえ、一度はクリアした内容なので、読めば意外とすんなり理解できました。義務教育の内容って、大人になってから何かを学ぼうと思うときの基盤として役立つんだなあ、義務教育ってやっぱり大事だったんだ、としみじみ。しかし、一つだけよくわからない単元がありました。それは、レンズのしくみ。あー、そういえば中学の頃も同じところに引っかかったのでした。しかたがないのでそこだけ夫に教えてもらうことに。といっても、夫は日本語では説明できないので、ドイツ語で。日本語でもよくわからないのに、ドイツ語で・・・・

 

参考書を一冊やり遂げ、これでちょっとはマシになったかな?と思っていたところ、偶然、ネット上に「あなたの科学リテラシーはどのくらい?」というようなタイトル(正確なタイトルは忘れました)の科学クイズを見つけました。全部で確か30問くらいだったと思うのですが、恐る恐る試してみたところ、不正解は2問だけ。案外、できているではないですか。

やったーっ!!

その科学クイズがどんなレベルのものだったのか、よく覚えていません。誰にでもわかるようなごく簡単なものだったかもしれません。

でも、嬉しかったですね。もしかして、私って、そこまでダメでもないのかも?という気がして。理科が得意とは言えないまでも、まあまあ平均的にはなれたかもしれない、と。

 

すっかり気をよくした私は、もっと科学を理解したくなりました。(続く)