ドイツは世界トップのチョコレート大国

ドイツに住んでいると、チョコレートを目にする機会、食べる機会、頂く機会がとても多いです。

 

何かお菓子が食べたいなと思ってスーパーへ行くと、お菓子コーナーの棚にはずら〜〜〜〜〜っとチョコレートの列。チョコレート以外のものがいいなとクッキーの棚を見ると、そこにはチョコがけのクッキーやチョコチップ入り、チョコクリームを挟んだものがこれでもかと置かれています。うーん、やっぱりアイスクリームにしようかなと冷凍庫を覗けば、そこでもやっぱりチョコ系のアイスが優勢。

復活祭にはウサギ型チョコ、聖ニコラウスの日にはニコラウス型チョコ、クリスマスまでのカウントダウンには窓の一つ一つに小さなチョコの入ったアドベンツカレンダー。クリスマスには大量のチョコがけレープクーヘン。行事のたびにチョコレートが大量消費されます。最近ではドイツでもハロウィーンが普及して来て、チョコを食べる機会はますます増えました。

そして、よその家を訪問するときの手土産の定番もやっぱりチョコ(お花やワインも定番ですが)。そして、チョコの新製品は年間を通して続々と登場します。フレーバーは季節ごとにラインナップを変え、夏場はヨーグルトやフルーツ味のさっぱりしたもの、冬場はシナモンやクローブなどスパイスをふんだんに使ったものが多く出回ります。

 

一体、ドイツ人はどんだけチョコが好きなの!

 

調べてみました。統計によって数字がまちまちなので正確なところはわかりませんが、おおよそで言うと、ドイツ人は年間に一人当たり約10kgのチョコレートを消費しているようです。板チョコの枚数に換算すると、約100枚!週に2枚は食べているっていうことですね。

 

そして、こちらのデータによりますと、生産量では、ドイツは堂々の欧州一!

 


年間133.6万トン!? 2位のフランスにかなりの差をつけていますね。多いとは思っていたものの、ここまでとは想像しませんでした。ちなみに日本の国内生産量は23万1350トン。ポーランドより多く、イギリスより少ないですね。意外とたくさんチョコレートを作っているのだなあと思いましたが、2015年の一人当たりの年間消費量はわずか2kg(こちらのデータ)。ドイツ人は日本人の5倍の量のチョコを食べています。

 

(追記: 米国のデータが上記に含まれていませんが、ソースによりデータがまちまちです。同じstatistaに米国の一人当たりのチョコレート消費量はドイツの約半分というのがありましたが、別のソースではドイツの倍の消費量になっていました。データのばらつきが大きすぎてうまく比較できませんが、ドイツと並ぶチョコレート大国であるようです。また、データによってはスイスの一人当たり消費量がドイツより多い統計もありました)

 

チョコレートが初めて現在のドイツにもたらされたのは17世紀、神聖ローマ帝国の時代。最初は薬として薬局で販売されていました。飲み物として普及するようになったきっかけは、1673年にブレーメンにオープンしたカフェでココアがメニューに載ったことだそうです。当初は主に貴族の飲み物でしたが、19世紀になると板チョコが作られるようになり、チョコレートは急激に一般大衆へと広がりました。産業革命の時代にはドレスデンがチョコレート生産の中心地として栄えるように。

 

ドイツにはRitter SportMilkaStollwerckなどの大手メーカーの他、小規模ながら上質のチョコレートを生産しているメーカーが数多くあり、チョコレート製造業者、販売業者、ミュージアムなどを含めたチョコレート関連業者リストには、なんと500を超える業者が登録されています。その中で、ブレーメンの老舗チョコレートメーカー、Hachez社はヴェネズエラやエクアドル産などの厳選されたカカオ豆のみを使ったチョコレートを作っており、チョコレート製造のすべての工程を自社内で行っている国内唯一のメーカーです。1993年に創業したばかりのCoppeneur社は、保存料もパームオイルも使わないこだわりの製法で作る高級チョコレートが人気。また、ドイツではVivaniなどのオーガニックチョコレートやGepaRapunzelなどのフェアトレードチョコレートも、あちこちで買うことができます。

 

現在も続いているドイツ最古のチョコレート工場は、ザクセン州ハレにある1804年創業のHalloren

 

私の夫の親族がハレに住んでいて、以前からよくお土産にHallorenのチョコレートを頂いていました。でも私、実はこのチョコレートはそんなに美味しくないなあと思って敬遠していたのです。ドイツ統一後、多くの旧東ドイツのメーカーが潰れてしまったので、このHallorenもそのうち、、、?と内心思っていたのですが、旧東ドイツのスーパーには現在も大抵、Hallorenが置いてあります。根強い人気なんだなあとちょっと意外に感じていたら、老舗も老舗、最も長い伝統を誇るメーカーだったのですね!

 

さて、ドイツで最も人気のチョコレートブランドはどれでしょうか。

 

Deutsches Institut für Service Qualitätの2014年のデータによりますと、消費者の満足度ランキングは以下の結果となっています。

1位  Ritter Sport (ドイツ)
2位  Milka (ドイツ)
3位  Lindt (スイス)
4位  Toblerone (スイス)
5位  Kinder Schokolade (イタリア)
6位  Yogurette (イタリア)
7位  Schogetten (ドイツ)
8位  Merci (ドイツ)
9位  Arko (ドイツ)
10位  Alpia (ドイツ)

 

私個人も、Ritter Sportが一番好み。Milkaは私には甘過ぎかな、、、。

 

ドイツ国内にはチョコレートがテーマのミュージアムが各地にあります。最も有名なのはケルンにある、Imhoff Schokoladenmuseumでしょうか。かなりの規模のミュージアムでチョコレートの歴史や文化、製造工程について学べるほか、ショップも充実しています。HachezHallorenのミュージアムにも行ってみたいかも。

 

世界一のチョコレート大国ドイツに住んでいると知ったからには、各社のチョコレートを食べ比べてみたいものですが、、、、、チョコレートばかり食べていると太るので、まあ、やめておきます。
参考:
Schokolade in Deutschland – Heute

Kundenbefragung Schokoladen-marken

Schoki-Welt

Schokolade